2005-10-04から1日間の記事一覧

「鵜の目鷹の目」と田中小実昌の『世界酔いどれ紀行ふらふら』

正午過ぎ、川を渡る橋の上から水面を眺めると水鳥が泳いでいた。この三日ほど見かける水鳥だ。最初の日に見かけた鳥は、水中へもぐり浮かび上がると嘴(くちばし)に魚をくわえていた。羽(はね)の色はカラス色。くちばしは長く大きい。鵜飼の鵜にそっくり…