2006-02-10から1日間の記事一覧

長谷邦夫の『赤塚不二夫天才ニャロメ伝』

竹の篊(ひび)が川の中に立っている水面に、白いカモメが点々と集まってあちこちに散開していた。正午過ぎの空は晴れて陽射しは強く風もあった。川を渡っていると今度はカモが少数の群れで、川岸の浅瀬に浮かんで動きまわっていた。足元の岩などに生えてい…