夕暮れ時に南の空高く月が昇っていた。見上げると上弦の月になりかけている。 「朝から晴れて、ひどく暑い。ソビエト船オルジョニキーゼ号(五千トン?)には、ソ連作家同盟の招待をうけた小林秀雄、佐々木基一、それに私の三人のほか、百六十人ほどの日本人…
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