通りすがりの畑に梅が咲いている。白梅だ。鳥が枝の密集した辺りに一羽見え隠れする。蕪村の明和八年(1771年)の句に、 風鳥(ふうてう)のくらひこぼしや梅のかぜ 鶯の枝ふみはづすはつねかな 「鶯の枝」は明和六年一月二七日の句。 安岡章太郎の『僕…
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