晴れて蒸し暑く、梅雨の中休みである。街路樹のネムノキの花が盛りになった。淡紅色が風にゆれている。 蕪村の句に、「蝮(うわばみ)の鼾(いびき)も合歓(ねむ)の葉陰哉」。 先月の初め頃だったか、書店で高橋俊夫という人の新刊『折口信夫と近世文学』…
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