2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五月の「自然に親しむ」

25日の日曜日のラジオ深夜便を録音していたのを聴く。 ラジオ深夜便の「ないとガイド」の「自然に親しむ」を途中から録音していた。今月(五月)のゲストは内山節さんで、聞き手は明石勇アナウンサー。 やっぱり動物も道が出来たら、他の動物も通りますか…

「赤塚不二夫なのだ!!」を観る

夕方、公園の池に寄り道する。静かな水面にスイレンのつぼみが散らばって顔を出している。ハスの葉が折れて重なっている。そこにトノサマガエルがいた。 今年初めて見かける。背中の色がすこしまだ淡い色模様だ。 26日の映画館へ行く道中に池へ寄り道した…

イトトンボと雑誌『自由時間』

27日夕方、公園の池に寄る。カエルの鳴き声が時折する。先週からカエルの鳴き声が聞こえるようになったのだ。 ハスの葉にトンボがいた。細くて3センチほどの大きさである。5センチほど離したカメラへもトンボは反応なし。逃げたりしないので、観察をつづ…

映画『つぐない』

24日から上映されているジョー・ライト監督の映画『つぐない』をシネツイン1(本通り)で観る。最終上映時間の回で、観客は三十人余り。 映画『靖国』は24日からシネツイン2(新天地)の方で上映されている。 『つぐない』は、イアン・マキューアンの…

『絵封筒をおくろう』

絵手紙ではなく「efuto」がある。 「efuto」とは、封筒に絵を描いた封筒のことである。 最初は思いつくまま、遊び心で始めたものが面白くなって、受け取り手のことを思いながらこんな絵を見せたら面白がるかな、といった気持ちで封筒に絵を描く。 きたむらさ…

かび・さびの世界

夕方、公園の池に寄る。 池の底からハスの若い芽がすーっと真っ直ぐに伸びて来ている。 茎の先の縮まった葉が開いて、平らなハスの葉になりだした。 蕪村の句に、「蓮池の田風にしらむ葉裏かな」。安永三年五月九日の句である。 ブックオフで二冊買う。10…

『もうろくの詩(うた)』

20日、快晴で爽やかな風も吹く。日が暮れるのが遅くなる。 夕方、退勤時刻で通行人の多い橋を渡っていると、歩道が川を立ち止まって眺める歩行者で一杯だ。 女の人が落ちたんだ、という声が聞こえてきた。 橋の上の車道には、救助工作車が2台、パトカーも…

「汽車旅の魅力」

午後3時ごろより弱い雨が降り出す。園芸店で落花生の苗を買う。 18日の夜、ラジオで「NHKカルチャーアワー」の「人間を考える〜私の熱中時間〜」で、関川夏央の講演を途中から聴いた。 夏目漱石の『草枕』や『三四郎』に現れている汽車についての描写…

小津安二郎の映画『長屋紳士録』

小津安二郎監督『長屋紳士録』(1947年、71分、白黒)を映像文化ライブラリーで観た。観客は30人ほど。昭和22年4月完成。名作映画「笠智衆特集」の一本。 東京の下町の長屋に父親とはぐれた少年を、易者の笠智衆が連れて帰る。 長屋の住人が、や…

木下惠介の映画『陸軍』

公園の樹木、桜に葉が茂っている。葉桜の季節である。 そばを通っていると葉の中に赤い実が見える。 おやっ、サクランボウ? 近寄って見る。 桜の果実の総称。特にセイヨウミザクラの実をいい、六月ごろ紅色・黄色に熟したものを食用とするほか、缶詰・ジャ…

梅棹忠夫さんとフォスコ・マライーニさんのこと

園芸店で東京南京の苗を買う。 14日、夕方の西北西の空に水星を見つけようとする。なかなか見つけられなかった。 今夜は午後八時ごろ外に出てみると月夜で、しし座付近の明るい星は土星かな。 「リンク元」に、この数日「森岡まさ子」「森岡まさ子さん」と…

路たえて香にせまり咲いばらかな

12日、夕方の南の空に上弦の月を見る。高度は高く八十度ほど。 今日は空気が乾いた五月晴れだったが、午後四時ごろ、通り雨。夕方快晴になる。 街路樹に桑の木があり、実が生(な)っていた。まだ色づいてはいない。 公園の池とバラ園に寄り道する。 池で…

繰り返し模様の美しさ

終日、小雨が降り気温が下がる。肌寒い一日であった。 先日の公園の池に、いつの間にかハスの若葉が水面に浮いて来ていた。 蕪村の句に、「あか汲(くん)で小舟あはれむ五月雨(さつきあめ)」。安永六年四月二二日の句である。 朝日新聞で伏見康治さん死去…

車谷長吉「四国八十八ヶ所感情巡礼」

公園のバラ園に寄り道する。バラの良い香りが匂っている。 通りがかりのひとが香りに吸い寄せられるようにやって来る。 バルセロナから家族旅行でやって来た夫婦が隣に来た。 黄色のバラが目に鮮やかである。 『文學界』2008年6月号で、車谷長吉「四国…

「新・話の泉」を聴く

公園のバラ園に寄り道する。コッパーポット(Copper Pot)という名前のバラの色が目を引いた。 薄いオレンジ色だ。バラ園の上をクロアゲハが舞っている。今年初めて見る。 夜、NHKラジオの番組「新・話の泉」を聴く。 五月の第一週の出演は、立川談志、山藤…

湊谷夢吉のことなど

午後三時前に、にわか雨になる。それまで空を飛びまわっていたツバメの群れが巣に戻ってゆく。 じきに雨あがり晴れる。夕方、公園に寄り道すると、バラ園が咲き誇る花で明るくなっている。ピース、ドフトボルケ、アンネフランクという名前のバラが目に鮮やか…

「ここに幸あり青い空」

中野翠の『ここに幸あり』2004年(毎日新聞社)で、清水宏監督や「晩年の名優・笠智衆」を拾い読みする。 ページを繰っていると、《余計なお世話だが、イオセリアーニという名前をぜひ頭の中に刻み込んでもらいたい。いい映画監督なのだ。私は好き。》と…

小津安二郎『一人息子』

映像文化ライブラリーで、小津安二郎監督『一人息子』(1936年、82分、白黒)を観る。 観客は30人ほど。時おり音声に雑音が入る。セリフは聞き取れないことはない。 信州の生糸の産地で大久保という先生役で笠智衆が登場している。教え子の母親を飯…

メタセコイアの「まつかさ」

通りの街路樹にプレートがくくり付けてある。 小学生が書いたような文字で、「ノグルミ 食べるクルミとはちがい まつかさを小さくしたような こげ茶色の実がなります」と書かれていた。 この樹木の周辺に小さな「まつかさ」が散らばっている。どれどれ。手に…