七月二十三日は二十四節気のひとつ大暑で、一年のうちでもっとも暑さの厳しい頃である。 通りのあちこちから蝉の鳴き声がする。桜の樹にアブラゼミがとまって鳴いていた。 蕪村の句に、「半日の閑(かん)を榎(えのき)やせみの声」。明和三年六月二日の句…
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