昭和十九年十二月十七日、最後の野営地で、就寝中に寝袋の上にかけていた外套が、燃え残りの炉に落ちてしまい、直径十センチほどに円く焼け抜けてしまう。 Tさんという方から夫が拝借した「当節では絶対に手に入らない」外套を焦がしてしまうエピソード。 《…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。