2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

落語「代脈」と「青菜」

昨夜、NHKラジオ深夜便で落語を放送していた。聴いた落語は、桃月庵白酒による「代脈」と柳亭市馬による「青菜」である。 解説は柳家さん喬。聞き手が遠藤ふき子さんだった。 「代脈」といえば桂文我がお気に入りなのだが、とくにおなかを押さえる場面、出る…

ゴマダラチョウと幻想図書館

街路樹の大きな木の幹に白い樹液が出る部分があって、蝶が樹液を吸っている。 黒白の模様の蝶で、色と形と模様を調べると、ゴマダラチョウのようだ。 胡麻斑蝶 鱗翅(りんし)目タテハチョウ科の昆虫。翅(はね)の開帳約七センチ。翅は黒色に白紋が散在。幼…

回顧の人

夕方、公園の池へハスの花を見に寄る。花弁(はなびら)はもう閉じていた。 花弁が散ったハスには、花托(かたく)が見られる。 睡蓮やハスに、イトトンボが多くとまっている。水中から顔をのぞかせている蛙たちもいる。 みすず書房の「大人の本棚」の一冊、…

ツバメシジミ

小さな蝶を見つける。若葉にとまっていた。 一センチ半ほどの小さな蝶だった。調べると、ツバメシジミのようだ。 シジミチョウ科のチョウ。翅(はね)は瑠璃(るり)色で黒く縁どられ、後ろ翅には尾状突起がある。 『大辞泉』 目を凝らして見ると、蝶の後ろ…

赤トンボと赤マント

公園の池で、葦(あし)の葉にとまっている赤トンボがいた。 そばで観察していると、大きなトノサマガエルが水中から突然、ぴよーんと飛び上がって来た。 赤トンボは、すばやく危険を回避するべく空へ舞い上がった。 無事にトンボはカエルから逃れることが出…

我が来たる道の終りに揚羽蝶

七月七日は二十四節気のひとつ小暑でした。小暑とは夏至の後、十五日目。 もう夏至から十五日以上も過ぎ、暑さが本格的にいつのまにかなりました。 日中は気温が三十度を超え、汗がじわりと流れる。 しかし、雨降りの日に見かけなかった昆虫が、晴れたので活…

塩さばと羊羹

昨夜のNHKラジオ深夜便は、迎康子さんの担当日。 ミッドナイトトークが「忘れられない出会い」と題してロバート・キャンベル氏が出演していた。 子供の頃に、父祖の地アイルランドへお祖母ちゃんの四十年ぶりの里帰りに同行して、初めてアイルランドの地で親…

俳句はつぶあん、短歌はこしあん?

二十四節気のひとつ夏至から十日ほど過ぎて、まだ梅雨空がつづく。 連日、三十度前後に気温があがり蒸し暑い。 夕方、公園の池に寄る。ハスの葉が水面から伸びて高くなり、雨水が葉の上に溜まっていた。 池には蝶トンボや赤トンボ、糸トンボが見られた。トン…