2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「みうらじゅんのサントラくん」

夜、NHKラジオの番組で「みうらじゅんのサントラくん」を聴いた。 一年前から散発的に放送されていた「みうらじゅんのサントラくん」が、レギュラー化された。今夜がその最初の放送である。 ライブ放送である。 始まりました。ついに今回から定番になりまし…

「転々私小説論」とタンク・タンクロー

25日、晴れて気温が21℃まで上る。早朝は10℃で肌寒い。 乾燥した風で爽やかである。 26日、公園の池に蛙を見つけた。一度鳴き、後は沈黙したままの声の主を探ると池の縁にいた。 池の底の泥に冬眠していたものらしい。背中の模様は鮮明ではないが、ト…

『タンク・タンクロー』のこと

今月の「こどものとも年中向き」5月号を購入した。(たむらしげる「ねじまきバス」所収) 「絵本のたのしみ」という折り込みふろくに、「こころに残った子どもの本」第12回木皿泉さんの巻が、「タンク・タンクロー」だった。 木皿泉さんは、和泉努さん(…

ラ・フォンテーヌの精神の健康法

19日までは気温が高かった。汗ばむ陽気だった。 20日は、二十四節気のひとつ穀雨である。 朝から小雨が降り続いた。最低気温が6℃、最高気温が11℃、四月にしては非常に寒かった。 21日、朝のNHKラジオの番組で、「著者に聞きたい本のツボ」を聴いた…

ツツジが咲く

最低気温が15℃、最高気温が24℃。晴れて南の風が吹く。汗ばむ気温だった。 桜がもう葉桜になっている。街路樹は新緑に包まれている。 蝶が舞いはじめた。アオスジアゲハのようだ。 ツツジが美しい。街路樹のオオムラサキツツジの大きな花弁(はなびら)が…

追悼・三國連太郎さん

14日に俳優の三國連太郎さんが亡くなられた。ご冥福をお祈りいたします。 三國連太郎さんといえば、昨年の四月から五月にかけて、「新藤兼人 百年の軌跡」で上映された二本の映画が印象に残る。 新藤兼人監督の映画『生きたい』(1999年、近代映画協会…

辻まことのユーモア

辻まことアンソロジー『山中暦日』(未知谷)の編集・解説の柴野邦彦氏が辻まことについて、「居候で候」と題して書いている。 それによると、 《幼い頃から父母の庇護を受けられなくなった辻まことは、居候として成長した。 その経歴についてはあちこちに詳…

『山中暦日』を読む

山吹(やまぶき)の花が咲いた。八重咲きの花である。 色は鮮やかな光のある黄金色の花弁(はなびら)である。 バラ科の落葉低木。山間の湿地に多く、群生する。葉は互生し、卵形で先がとがり、縁に二重のぎざぎざがある。晩春、黄色の五弁花を開き、実は暗…

帰らなんいざ草の庵は春の風

最低気温9℃、最高気温15℃。快晴で乾燥した西南西の強い風が吹く。 枝垂れ桜(シダレザクラ)、染井吉野(ソメイヨシノ)の後に、八重桜が咲いた。 ちょうど見頃である。紅色の花びらが密生していて、風にゆれる。 八重咲きのサトウザクラ、ヤマザクラから…

蝙蝠座の第一回公演上演台本

紅野敏郎著『本の散歩・文学史の森』で、紅野氏が昭和五年六月平凡社より刊行の蝙蝠座の第一回公演上演台本の『ルル子』がどのような台本かを説明している。 それによると、台本の序を今日出海が書いている。 戯曲『ルル子』はウェデキントの『地霊』と『パ…

紅野敏郎著『本の散歩・文学史の森』を読む

4日、最高気温18℃。花曇りであった。 シダレザクラ(枝垂れ桜)が満開になっている。淡紅色の花びらは、ソメイヨシノと違って八重で枝に群生しているのが特徴だ。 5日は二十四節気のひとつの清明である。春分から十五日目。 空気が乾燥して、風もなく爽…

映画『ボンボン』

3月「中南米映画特集」で上映された作品の3本目について。 カルロス・ソリン監督の映画『ボンボン』(2004年、アルゼンチン、97分、カラー)を観た。観客は15人ほど。 出演はファン・ヴィジェガス、ワルテル・ドナード、グレゴリオ、ミコル・エス…

評伝「漂流怪人・きだみのる」のこと

小学館の月刊『本の窓』3・4月合併号が、嵐山光三郎の評伝「漂流怪人・きだみのる」を連載している。 第五回「ミョウガの玉子とじ」とはなにか、と題してのエッセーである。 今回は、国宝の本堂のある長野市の善光寺の重要文化財の山門の下で、写真家の柳…