2016-04-08から1日間の記事一覧

『ひとり居の記』から

街路樹の生け垣のツツジが咲き出した。 道端の草地に、一面にクローバーの花が咲き競っている。 まだ蜜蜂は見かけない。 「行春や波止場草なる黄たんぽぽ」 「春惜しむ水にをさなき浮葉かな」 「梅の実のいま少しほどふとりゐき」 中村汀女の俳句で、昭和九…