2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白木蓮の散るべく風にさからへる

晴れて乾燥した北西の風が吹く。最高気温9℃、最低気温2℃。 白木蓮(ハクモクレン)の枝につぼみが膨らんでいるのが眺められた。 木蓮の花はもう少し先になりそうだ。 白梅は満開で今が見頃だ。樹のまわりには梅の良い香りが漂っている。 モクレン科の落葉…

『別冊太陽 長新太』

晴れて非常に乾燥している。最高気温10℃、最低気温1℃。 風がなく、ツバキが咲いていた。近くに寄って見る。 白と赤の混じった花弁(はなびら)で、しぼり染めのような模様だった。 つぼみの模様がしぼり染めの感じである。 花弁の色の混じり具合がいい感…

鳰(かいつぶり)葭に集りぬ湖暮るる

19日は二十四節気のひとつ雨水である。 七十二候によると、梅咲き初め、馬酔木(あせび)や椿咲く頃とある。 川の岸辺の浅瀬に渡り鳥のヒドリガモの群れが眺められた。 浅瀬の石に付いている藻(も)をついばんでいる。 頭の頭頂部の白い部分のあるのが雄…

対談「にっぽん そぞろ歩き」

『望星』3月号は「特集・街を旅する」で、対談「にっぽん そぞろ歩き」が始まった。 第1回 「東京の味わい方」。 冒頭に、この対談が三ヵ月に一度、池内紀さんと川本三郎さんが紙上で雑談してくれます、とあります。 もう少し引用すると、《(前略)散歩、…

新刊「漂流怪人・きだみのる」

小学館の月刊『本の窓』に連載していた嵐山光三郎の「漂流怪人・きだみのる」が新刊で出るようだ。 以前、『本の窓』2013年3・4月合併号を読んだときに、この連載について書いたことがあった。 参照:評伝「漂流怪人・きだみのる」のことhttp://d.hate…

月刊「みすず」の読書アンケート2

月刊『みすず』1・2月合併号の「2015年読書アンケート」を手にとって見た。 酒井忠康氏(美術史)が『杉浦明平 暗夜日記 1941―45』を選んでいた。 一部引用すると、 《特にわが師・土方定一との興亜院時代の頻繁な交わりを記している箇所は、こ…

枝垂れ枝の八重紅梅の裏表

春がやって来たかのように感じられる天気であった。 最高気温14℃、最低気温2℃。風もなく非常に乾燥している。 紅梅が満開だ。紅梅の花びらは八重である。 白梅は五弁花だ。どちらからも甘い香りが漂っていた。 そして椿も満開であった。花は今が見頃だ。…

月刊「みすず」の読書アンケート

月刊「みすず」2016年1月・2月合併号の「2015年読書アンケート」を見ると、小熊英二著『生きて帰ってきた男』を挙げている回答者が三人いた。 原武史、服部文祥、永江朗の各氏で、原武史さんが他に小牟田哲彦『大日本帝国の海外鉄道』(東京堂出版…

『ユリイカ 2016年2月号』から

『ユリイカ 2016年2月号』を手にとってみた。 特集「原節子と〈昭和〉の風景」で、岡田茉莉子と吉田喜重の対談「永遠の謎 最後の映画スター・原節子」を読む。 吉田喜重の日本の映画スターの歴史から原節子の女優論を、原節子と共演したことのある岡田…

「ミュージック・イン・ブック」

節分で豆まき。 夜、NHKラジオ番組の「ミュージック・イン・ブック」を聴く。 松浦寿輝のトーク番組で、「第一回 自作をめぐる音楽」。ゲストが磯崎憲一郎さんである。 『電車道』などの本をめぐる対談であった。 対談の途中にゲストのリクエスト曲が放送さ…