2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カフカのおかしさ

白水社のPR誌の「パブリッシャーズ・レビュー 白水社の本棚」2020年春号が先日届いた。「編集メモ」に、丸四年担当した雑誌『ふらんす』をこの春卒業したという編集者のM氏の記事があり、池内紀さんに単行本の企画があったらしい。《池内さんとは、この…

袷着て山吹が散るつつじが散る

さやさやと風が吹く。乾いた風にツツジの花が満開で揺れている。 「男より高き背丈や初袷(あわせ)」 「袷着て山吹が散るつつじが散る」 中村汀女の昭和十五年(1940年)の俳句です。 新潮社の『波』3月号より短期集中連載、小林信彦『決定版日本の喜…

島田雅彦の「文学さんぽのすすめ」

土曜の朝のNHKラジオの番組の土曜さんぽに、島田雅彦の「文学さんぽのすすめ」を放送。最近、『アミダクジ式ゴトウメイセイ 対談篇』は後藤明生の対談を収録した対談本であるが、島田雅彦との対談で二人の語るロシア文学の話が興味深かった。ラジオの放送は…

飛ぶ教室を聴く

NHKラジオの夜の番組で「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いた。おススメの一冊は荒川洋治の『霧中の読書』で、みすず書房の本ですね。後半はゲストの詩人の伊藤比呂美 さんの近況(主に読書生活について)と人生相談が放送された。前半と後半のつなぎに、エロル…

午後のFMラジオから

午後のFMラジオで、山下達郎の「サンデー・ソングブック」を聴く。 紀伊國屋書店のPR誌「scripta」の春号が出た。森まゆみの連載「30年後の谷根千」が最終回であった。最終回は、第十八号~二二号、一九八九年に起きたこと。 森まゆみの連載「30年後の谷…

ラジオの夜の学校

《源ちゃんの夜の学校が開校。》 夜、NHKラジオの番組で、「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いた。高橋さんのおススメの一冊は、新型コロナウィルスをめぐり、100年前の感染症について書かれたA・W・クロスビー著『史上最悪のインフルエンザ』(みすず書房)…

「サンデーエッセー」を聴く

朝のNHKラジオの番組で、「サンデーエッセー」を聴く。 漫画家のヤマザキマリさんが出演して語る。中学二年生の時の「14歳のヨーロッパ一人旅」についての経験談の痛快な話に耳を傾けた。 ひとつ、エピソードで、列車でイタリア人の「変な」おじさんに出会…

ラジオの新番組を聴きながら

NHKラジオの夜の新番組で、「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いた。ゲスト出演に、菊地成孔(なるよし)さん。 「夜の学校が開校します」というキャッチフレーズ。「飛ぶ教室」といえば、エーリヒ・ケストナーの小説『飛ぶ教室』のタイトルを連想させます。番組…

たんぽぽや一天玉の如くなり

モンシロチョウが、黄色いタンポポの花に飛び回っていた。花から花へひらひらと移動している。オスのモンシロチョウのようです。 シロチョウ科のチョウ。最も普通にみられるチョウで、翅 (はね) の開張五、六センチ。翅は白色で、前翅の先端が黒く、前翅に二…