2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

PR誌の連載から

カリン(花梨)の実が大きくなっていました。カリンの実は、まだ黄緑色で硬くニワトリの卵のような形です。鈴なりですね。 先日、書店で紀伊國屋書店のPR誌、scriptaの56号(七月発行)を入手しました。連載「半農半翻訳な日々」(吉田奈緒子)、「ROADSID…

今年の二度ある梅雨や額の花

梅雨の晴れ間に、アジサイの花が咲いていました。ガクアジサイ(額紫陽花)とアジサイ(紫陽花)が見ごろです。 「紫陽花の大きな毬の皆褪せし」「今年の二度ある梅雨や額の花」 松本たかしの俳句です。 『中央公論』の6月号で、対談「要再注目!いま自宅で…

ラジオの書評

朝、NHKラジオの番組の「著者からの手紙」で、『「山奥ニート」やってます。』の著者・石井あらたさんが出演。この作品は私たちのこうでなくてはいけないという思い込みをはげしく揺さぶってきます。お金はどうしているんですか。と聞かれるそうですが、とて…

飛ぶ教室「おもしろがる事のたいせつさ」

NHKラジオの夜開く学校、「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴く。今週のゲストが建築家の堀部安嗣さんで、はじめに高橋源一郎自身の今までに住んだ家についての話からはじまりました。生活の拠点にした家の数を数え(引っ越しで三十数か所)、(大阪、東京、尾道)…

文学さんぽ「谷崎潤一郎」

ヤマモモ(山桃)の木に実が紅く色づいています。熟した実は地面に点々と落ちていました。 ヤマモモ科の常緑高木。本州中部以西の山地に多く、高さ約一五メートル。葉は長楕円形で、革質。雌雄異株。四月ごろ開花し、雄花穂は黄褐色、雌花穂は花柱が紅色。実…

玻璃盤(はりばん)に露のしたたる苺(いちご)かな

クルミ(胡桃)の木が、丸い実を付けていました。まだ黄緑色をしていて、さわると硬いですね。 「更衣(ころもがえ)同心衆の十手かな」 「玻璃盤(はりばん)に露のしたたる苺(いちご)かな」 「能もなき教師とならんあら涼し」 明治36年(1903年)…