2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

二冊の本

先日22日、NHKのラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」は、「ヒミツの本棚」が宇佐見りん著『推し、燃ゆ』で、本の紹介(書評)と高橋源一郎による朗読を聴いた。後半のゲスト出演が、宇佐見りんさん本人だった。驚く。宇佐見りんと高橋源一郎の談話を聴く。…

白水社のPR誌のこと

パブリッシャーズ・レビュー「白水社の本棚」2021年冬号が届きました。白水社のPR誌です。 次号(4月号)からはA5判小冊子にリニューアルされるというお知らせがありました。本号をもってタブロイド判としての発行は最後になるということです。201…

『渋谷実 巨匠にして異端』を読む

先日、映画本を眺めていたら、渋谷実についての本を見つけた。志村三代子・角尾宣信編『渋谷実 巨匠にして異端』で、手に取って見ると、表紙の写真が渋谷実監督の映画『自由学校』の最後のシーンにある横に伸びた松の枝に佐田啓二と淡島千景の若い二人の恋人…

「ヒミツの本棚」から

昨夜、NHKのラジオ番組で「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いた。前半の「ヒミツの本棚」が藤本和子著『ブルースだってただの唄』が採り上げられて紹介される。リチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』、『ビッグ・サーの南軍将軍』、『西瓜糖の日…

寒牡丹挿すやはなはだ壺貧し

快晴で最高気温は14℃、暖かくなった。冬咲きの牡丹(ボタン)が満開で色とりどりに目を楽しませてくれる。 「霜除に覗き窓あり寒牡丹」 「寒牡丹挿すやはなはだ壺貧し」 「調度みな之にふさはし寒牡丹」 松本たかしの昭和十三年(1938年)の俳句です。…

PR誌の書評から

明けましておめでとうございます。 年末から正月にかけて寒波が襲来でした。 今日は最高気温が2℃、この冬一番の冷え込みです。 出版社のPR誌で「波」と「図書」の1月号で、「波」の表紙がミシェル・フーコーの写真です。筒井康隆の掌編小説、対談・加藤…