2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤマモモの熟す頃

曇りのち晴れ。最高気温28℃。 街路樹のヤマモモが赤く熟している。熟した果実は枝から落下して地面に多数散らばっていた。スズメが実をついばんでいる。 書店に寄り新刊コーナーを見ると、平台に大塚信一著『哲学者・木田元: 編集者が見た稀有な軌跡』とい…

紫のさまで濃からず花菖蒲

23日、晴れる。最高気温28℃。 梅雨時の花、ハナショウブの花が咲いている。大きな紫色の花びらが鮮やかだ。 アヤメ科のノハナショウブから改良した園芸種。葉は剣状で中脈が隆起する。五、六月ごろ、紫色・白色・絞りなどの大きな花を開く。江戸時代から…

『ケンブリッジ・サーカス』を読む

梅雨の中休みである。曇り空で、最高気温28℃。 公園の池を訪れると、ハスのつぼみがふくらんでいた。睡蓮のつぼみは見られず、葉の上を絡み合うようにクロイトトンボが飛び回っていた。 一方、ひっそりと睡蓮の葉の表面にじっとしているクロイトトンボも見…

新刊案内から

今年は例年とくらべて梅雨入りが早かった。今は梅雨の中休みというところ。紫陽花(アジサイ)の花が見頃になった。 『ちくま』6月号の新刊案内を見ると、今月の新刊に安田武著『戦争体験』が、ちくま学芸文庫にて14日発売とあった。中公文庫の安田武の『…

飛ぶ教室「翻訳の極意」

夜、NHKラジオの番組で、夜開く学校「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴く。 82歳のおばあちゃんの高野文子の「田辺のつる」の話から番組ははじまる。 前半の「ヒミツの本棚」は、カズオ・イシグロの最新作『クララとお日さま』が採り上げられて紹介される。長篇…

『波』六月号の書評から

新潮社のPR誌『波』六月号を頂いた。 表紙に、坪内祐三さんの三輪車に乗った写真と筆跡とが掲載されている。 トマス・ピンチョンの『ブリーディング・エッジ』刊行記念特集の池澤夏樹と矢部太郎の両氏の寄稿を読む。 「世界はゲームだぜ」(池澤夏樹) 「複…

中学生わかし蛾族を花とみぬ

夏日がつづき、曇り空で蒸し暑い。最高気温27℃。 散歩の途中に道端にクローバーの白い花が一面に広がっていた。 花と花の間を蜜蜂が飛び回っていた。近くに寄って眺める。人が近くにいてもほとんど反応せずそのまま蜜を探して飛び回っているのだった。蜜蜂…