2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

輸送船が出た港

今月の新刊で堀川惠子著『暁の宇品』を読んだ。 陸軍船舶司令部、暁(あかつき)部隊の跡地と旧陸軍桟橋を訪れた。船舶司令部跡は公園になっています。陸軍桟橋の跡地は埋め立てられて宇品波止場公園となり、陸軍桟橋の一部が保存されていました。 古山高麗…

映画『吸血鬼ノスフェラトゥ 恐怖の交響曲』

《ドイツ表現主義の巨匠、F・W・ムルナウによる吸血鬼映画の原点。怪奇映画の古典を、ライブ・エンターテイメント「活弁」でご体験ください。》(パンフレットより) 「活弁シアター」を観に出かけた。 映画『吸血鬼ノスフェラトゥ 恐怖の交響曲』(1922…

高橋英夫著作集のこと

最近、河出書房新社から高橋英夫著作集が出ました。『高橋英夫著作集テオリア〈1〉批評の精神』です。 昨年、高橋英夫氏の単行本未収録エッセイ集『五月の読書』が刊行され読んでいたら、ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』の翻訳で校正刷りができたら、林達…

「著者からの手紙」を聴く

ひらひら低くゆるやかに飛ぶ蝶を見かけた。ツツジの葉にとまる。ツマグロヒョウモンの雄(オス)ようだ。近くに寄り観察する。 日曜日の朝のNHKラジオで「著者からの手紙」を聴いた。 話題の新刊書について著者へのインタビュー番組である。今回は、新刊で『…

映画『海辺の家族たち』

公開中の映画『海辺の家族たち』にジャン=ピエール・ダルッサンが出演しているのでこれは観なければと出かけた。 監督と脚本をロベール・ゲディギャン。原題:La villa。 地中海のマルセイユ近くの別荘のある入江のさびれた漁村が舞台。突然に父親が倒れそ…