快晴で、最高気温２４℃。吹く風が爽やかだ。 ツツジが咲き始めている。 ヨシノツツジで園芸種。 フサアカシア（ミモザ）の黄色い花は、満開で見頃になっている。 ヨシノツツジ フサアカシア 「ツツジ咲くさらでも子等は走り居り」 「這ひ渡る蟻に躑躅（つつ…

春風に誘われて桜を見に出かける。 水辺に、渡り鳥のホシハジロ（星羽白）を見つけた。 水面を滑るように動き回っていた。 「夜桜の更くればまはる夜番かな」 「飛行機が飛んでとどろく桜かな」 「花人や落花の水に呼びかはし」 中村汀女の俳句で、昭和十年…

最近、古書店の店頭で見つけて買った本。 「フランス印象記」 著者は、桑原武夫。 講談社学術文庫。 昭和５２年４月１０日 第一刷発行。 昭和５３年５月２４日 第二刷発行。 第二刷版から一部引用すると、 まえがき 『フランス印象記』は私の最初に出した本…

筑摩書房のPR誌、「ちくま」３月号の隔月連載エッセイ、〈些事にこだわり〉２４（蓮實重彦）を読んだ。サブタイトルが《心ならずも「被＝監禁者」となってしまった後期高齢者の、ごくごくとりとめもない呟き》。 思わず、ワイラーの呪いだと呟くほかはなかっ…

松永K三蔵著「バリ山行」を読了。主人公の山行の仲間に藤木常務がいる。 読みながら登山家・藤木久三の名前を思い出したのだった。岩波文庫に、藤木九三著「屋上登攀者」がある。文庫の解説は池内紀さん。 小説の「バリ山行」で、六甲山のバリエーションルー…

「知られざる傑作映画特集」からの一本。 ジャック・ベッケル監督の映画「エストラパード街」（１９５３年、フランス、９７分、白黒、Blu-ray、日本語字幕）を観る。 《トリュフォーやゴダールらにも尊敬されたフランスの巨匠ジャック・ベッケル監督による、…

５日は、二十四節気のひとつ啓蟄（けいちつ）である。 冬ごもりしていた虫が、地上に出てくるという意味。 春風に誘われるように観梅に出かけた。見物客が多い。 満開の白梅、紅梅を見物する。花弁からの良い香りが漂ってくる。 梅の木に一羽、鳥を見つけた…

「ジョージア映画祭２０２５」の一本。 レゾ・エサゼ監督の映画「ひとめ惚れ」（１９７５年、９０分、カラー、Blu-ray、日本語字幕、ロシア語版）を観る。 《熱烈なサッカーファンのアゼルバイジャン人の少年が２歳年上のベラルーシ人の娘に恋をする。文化や…