ヤブツバキ(藪椿)を見る 


 19日、二十四節気のひとつ雨水であった。
 七十二候は、梅の咲き初め、椿やアセビが咲く頃である。
 
 椿の群落を訪れる。高さが十メートルほどあり、鬱蒼と茂っている。
 椿の葉がつやつやしている。花は赤く満開だ。つぼみも見られる。

 Theaceae ツバキ科
 Camellia japonica
 ヤブツバキ

 という表記のプレートが幹に付けられていた。

 ツバキ科の常緑高木。本州以南に自生するが、関東以北では海岸地帯に点在し、ヤブツバキともいう。高さ三〜七メートル。葉は楕円形で厚く、つやがある。春、赤い花をつける。花びらは五枚あり下部が合着し、多数の雄しべも基部が合着している。果実は球形で、秋に熟すと厚い果皮が裂けて黒い種子が現れ、種子から椿油をとる。ワビスケなど多くの品種があり庭木としても重用される。ユキツバキ・トウツバキとの交雑も行われ、白・桃色などの花もある。  『大辞泉

 
 「古庭に茶荃(ちゃせん)花さく椿かな」、与謝蕪村の明和六年二月一〇日の句です。

 「本の雑誌」2014年3月号を手にとって見た。
 連載・津野海太郎の「百歳までの読書術」で粉川哲夫著『映画のウトピア』を知る。
 津野さんによると粉川哲夫さんの久しぶりの単著であるという。

映画のウトピア

映画のウトピア