『繁栄の昭和』

　
　１６日、梅雨の晴れ間に美しい梅の実を見た。ほんのりと黄色く色付いていた。
　１７日、晴れる。南西の風が吹く。最高気温２７℃、最低気温１８℃。

　夜、NHKラジオの番組で「ミュージック・イン・ブック　音楽と文学の交差点」を聴いた。
　司会が松浦寿輝で、毎回作家をゲストに迎え、音楽と文学をめぐる談話番組である。
　今回のゲストは筒井康隆さん。筒井さんの希望でジリオラ・チンクェッティ、ルチアーノ・パヴァロッティの歌が放送される。

　ところで、筒井康隆著『繁栄の昭和』は短篇集だが、迷宮入りした殺人事件と謎の小人・・・「繁栄の昭和」と戦前の女優に魅了されて・・・「高清子とその時代」が面白かった。
　「高清子とその時代」で、高清子の伝記を追い求める筆者の熱情ぶりに圧倒される。
　高清子は映画「エノケンの魔術師」（１９３４）昭和９年に榎本健一 と共演している女優。
　参照：「繁栄の昭和」http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163901268

繁栄の昭和