勇気こそ地の塩なれや梅真白

 5日は二十四節気のひとつ啓蟄(けいちつ)であった。
 冬ごもりしていた虫が地上に出て来る頃である。水がぬるむ季節だ。
 最高気温13℃、最低気温5℃。風もなく曇っている。
 庭園の梅林が満開だ。白梅、紅梅と良い香りが周辺に漂っている!
 満開の紅梅の幹に淋子梅(りんしばい)という名札が付いていた。
 花は八重で見事に咲いている。
 河津桜も満開であった。

 「勇気こそ地の塩なれや梅真白
 中村草田男の俳句で、昭和十九年(1944年)の句です。


    淋子梅(りんしばい)

    河津桜