「風の谷のナウシカ」

 「日本アニメーション100年 アニメーション映画特集」からの一本で、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」(1984年、徳間書店博報堂、116分、カラー、35ミリ)を観る。観客は50人ほど。

 声の出演・ナウシカ島本須美、ジル/辻村真人、大パパ/京田尚子、ユパ/納谷悟朗、ミト/永井一郎、ゴル/宮内幸平、ギックリ/八奈見乘児、ニガ/矢田実、少女トエト/吉田理保子、アスベル/松田洋治、ラステルの母/坪井章子、クシャナ/神原良子、クロトワ/家弓家正
 キネマ旬報ベスト・テン第7位。

 終戦争で文明が崩壊してから千年、世界は有毒な菌類の森・腐海におおわれようとしていた。風の谷の族長の娘ナウシカは、世界征服をもくろむトルメキア軍に抵抗して立ち上がる。ダイナミックな描写で、ナウシカの冒険を描いた傑作アニメーション。(9月プログラムより)
 冒頭、ナウシカが有毒とされている菌類を瓶に採集している場面がある。後に分かるのだが、それは汚染された腐海の水を元の清浄な水に戻すための実験、研究のためだった。
 巨大化した虫とナウシカは意志疎通がとれる能力をもっている。
 トルメキア軍の爆撃機はB29を思わせる機体で風の谷に飛んで来る。
 戦車とトルメキア軍の兵士が乗り込んで来て平和であった風の谷は戦場になった。