阿川弘之の「山本五十六」での乗り物の描写

 はてなダイアリーを始めて三日目、誤って過去二日分を全部削除してしまった。新たに再開だ。
 23日に呉市海事歴史科学館大和ミュージアム)が開館した。戦艦大和といえば、私には阿川弘之の「山本五十六」が思い出される。山本五十六が東京へ出張する時に広島湾の柱島近くに錨を下ろしている大和から、小型艦船で山口県の岩国へ上陸して夜行列車に乗り換えて、翌朝に東京駅に到着する。こういった乗り物についての描写は阿川弘之の独壇場だ。乗り物をめぐっての本でなぐさめと楽しみを味わったといえば、そしてここが重要なのだが、ユーモアのある文章が書けるのは宮脇俊三阿川弘之かな。
 田中小実昌については、呉市をめぐってで書く予定。それは、また後で・・・。