酒井抱一の江戸琳派芸術

 「琳派百図展」で酒井抱一の作品を観た。いづつやという呉服屋で開催したもので、「染色工房にて職人達の座右に置かれ、丹念に鑑賞され、研究されて参りましたコレクションを、同様の、とても身近な距離でご鑑賞していただける展覧会でございます。」という挨拶文のように、掛け軸の絵や六曲一双の屏風「葛草花図」の酒井抱一の作品を間近に見た。京友禅のきものの意匠(デザイン)に酒井抱一の絵が今なお研究され生かされていることが分かった。会場には他に掛け軸になった俵屋宗達尾形光琳もあった。それらの絵のそばに京友禅のきものが並んで展示されていて、どの部分がきものの意匠(デザイン)に応用されているかが分かる。会期は4月29日から5月1日まで。