菊池日出夫の『さんきちのカッパ』

アブラゼミ

 お盆の初日だが、墓参りは例年すこし早めにすませている。
 6日の早朝にまだ涼しいうちに墓参りに行った。道中、青いアサガオが沢山咲いている路地を通った。早朝だが、墓参りの人が多かった。花を持って行く。枯れた花を除き活ける。午後には、別の墓所へも出かけた。少し遠い。墓所の隣りの公園から蝉しぐれがしていた。
 
 正午ごろ、甥っ子らがやって来る。昼食を一緒に食べる。
 不要になったクレヨンを沢山持ってきていた。クレヨンとクレパスが混じっている。喜んでいただく。
 
 『おおきなポケット』9月号(福音館書店)で菊池日出夫の「さんきちのカッパ」を読む。面白い。江戸の町がパノラマ風に描かれた部分が素晴らしい。登場する動物、植物が生き生きしている。
 マンガで彩色している。江戸時代の江戸の大川(隅田川)を舞台にカッパを探す物語。
 参考資料の野村圭佑『江戸の自然誌 武江産物志を読む』(どうぶつ社)も面白そうだ。