柴田宵曲のいた時代

 正午過ぎに川を渡っている時、通行禁止になった古い橋の欄干に鳥がいた。二羽のアオサギだ。二羽は5、6メートル離れて止まっていた。背を太陽へ向けて、まるで日光浴のようだ。朝は冷え込んだ。
 朝日新聞川本三郎が「柴田宵曲のいた時代」を連載している。読んでいると、柴田宵曲の人柄がその文章から伝わってくる。宵曲の『古句を観る』は、元禄期の芭蕉の陰に隠れてしまい忘れられた俳人たちの句を集めた本。うーむ。いいね。
 JAZZ TOKYOのサイトで知ったジャン=ミシェル・フォロンの訃報だが、フォロンの作品の魅力については、後で書いてみよう。合掌。http://www.jazztokyo.com/khan/051023/1023.html#folon