自然からの贈り物

イチョウ

 午前中は霧雨で午後より晴れるが、気温は低いままだった。陽射しに当たっていると暖かい。太陽からの遠赤外線で体が暖められているのだと思う。気持がいいな。不思議な気持ち。太陽からのエネルギーという自然からの贈り物を受け取っている気分だった。
 小沢信男の『悲願千人斬の女』(筑摩書房)所収の「超俗の怪物 稲垣足穂」を読む。あとがきにこうした評伝に取り組むようになった経緯が書かれていた。「いろは大王 木村荘平」は、たしか山田風太郎の『明治バベルの塔』(文春文庫)所収の短編にも登場していた。この文庫の解説は金井美恵子山田風太郎論として面白い。