正午過ぎに川を渡っていると、白いカモメが羽を横に拡げて動かしながら横切って飛び去った。速いなぁ。寒いが陽射しは強い。カモメは強い風にも後押しされ加速されて飛行しているのだ。遠くの水面に竹の篊（ひび）が立っている。そこに白いカモメの群れが止まって一団になっていた。
夜、年越しそばを食べた後、紅白歌合戦の冒頭あたりをちらりと観た。その後NHKの「ETV特集・戦後６０年を見つめる」から、「ゼロ戦ニ欠陥アリ」を観る。設計者と海軍技術将校とのやり取りで、最終「消費者」のパイロットの命を守るという防御性能を第一にしない設計思想だったことが、設計者のメモから明らかにされる。アメリカ軍機の防御性能を調べた設計者が、それを新型機に取り入れて完成させるが、海軍は作戦を特攻攻撃に飛行機を使うことに切り替えていて、設計者の意図がくずれてしまうことになる。この構図は、マンション手抜き工事に通じるものがあるなぁ。
他に「山田風太郎が見た日本」があった。これは、先日ETV特集の再放送であったね。
ラジオ深夜便を聴きながら、まだ年賀状を書いている。うーむ。あと少し。もうすぐだ。
「新春インタビュー」は、草笛光子さんで、そのお話を聴いているうちに賀状を書き終える。深夜の静かな道を郵便局のポストへ入れに行く。おやすみなさい。２００５年！
