新春、落語二題

冬のカモ

 新年明けましておめでとうございます。
 朝は雑煮をいただく。雑煮やお餅(もち)は地方によって、ずいぶん違っているそうだが、わたしのところは、雑煮は澄まし汁。中に入っているのは、丸餅と牡蛎(かき)とミツバが入っている。他に、蒲鉾をスライスしたものが、入っていることもあるかな。食の文化は比較してみると面白い。違っているから、食文化を豊かにしている。
 今朝の新聞、朝日に養老孟司氏が語っているのを読む。うーん。うなずくところあり。

 違う考えがあるときに、百八十度対立する場面を取って「意見が違う」というのは、極めて非生産的なんです。九十度食い違うようにすればいいんですよ。 

 他に、「壁」を築く動きにたいする見方と「無思想」という思想についての話に注目。
 夜、NHKラジオの「ラジオ名人寄席」初春興行で、古今亭志ん生の落語「火焔太鼓」を聴く。おかみさんが腰を抜かす場面で笑ってしまう。
 あいだに、浪曲広沢虎造をはさんで柳家小さんの落語「時そば」を聴いた。小さんも、うーん。いいね。うまそうに食べる様子の音が、おかしくて笑えてくる。思わず、笑ってしまった。
 林家三平の「源平盛衰記」と三遊亭金馬の「居酒屋」は聴き逃がした。残念。
 その後もラジオを続けて聴く。「21世紀 日本の自画像」という番組でゲストに寺島実郎金子勝、司会は木村知義。今夜から三夜連続で。うーむ。なかなか興味深いことが話されている。明日の夜も聴いてみよう。