やなせたかしの話

水上スキー

 箱根駅伝の復路を観る。出発から山道を下って行くあたりの風景の変化などと選手の走る様子が面白い。
 正午過ぎに川を渡っていると、川にモーターボートが走っていた。橋の方へ近づいて来た。ボートの後ろに水上スキーをしている人がいる。水面を滑っているのだ。見ているとボートが橋の手前で、ぐるりと百八十度回っていたが、後ろの水上スキーが回ったところで失速して沈没した。しばらくすると、むっくり浮上して再び滑り出した。
 夜はNHKラジオで「21世紀 日本の自画像」の第三夜を聴いた。ゲストは坂村健寺島実郎。司会は木村知義。インターネットをいかに豊かな社会へつなげ得るのか、こういった可能性と課題を話題にしていた。とても興味深い意見あり。ユビキタス、ICチップなどについての坂村健氏の話に注目した。科学技術と機械をめぐっての寺島と坂村のお二人の話にも耳を傾けた。
 ラジオ深夜便の新春インタビューは、やなせたかしさん。聞き手は須磨佳津江さん。やなせさんの所へなんで頼みに来たのか、という話が不思議で面白い。自分は勉強期間と売り出すまでが長いという。三越の包装紙の文字は、やなせたかしさんが描かれた文字をいまだに使っているとか。
 新春寄席で古今亭志ん生の落語は「鮑のし」だった。