大隠は市に隠れる

 『種村季弘 KAWADE道の手帖』で対談を読んだ。松山巌坪内祐三の「大隠は市に隠れる」というタイトルの対談。うーむ。なるほどねえ。種村季弘さんの謎の部分を語っているところなどに注目する。ところで「大隠は市に隠れる」というタイトルは、老荘的だなぁ。対談で話されていた普通の何気ない店で飲み食いする種村季弘さんのエピソードや、生まれ育った土地をめぐっての話なども興味を引いた。