ミーナの「月影のナポリ」

 正午過ぎまで小雨や突風が吹いたりした。午後しばらく天気が回復したが、また小雨でぐずつく。夕方には晴れあがっていた。夜の七時ごろには天頂あたりに上弦を過ぎた月が眺められた。
 昨夜のラジオ深夜便は「演芸特選 落語」で、春風亭柳昇の落語「日照権」と古今亭今輔の「ねぎまの殿様」を聴いた。春風亭柳昇のとぼけた話がおかしかった。何度も笑った。古今亭今輔は、お婆さんの声音(こわね)が絶妙の落語家だが、聴いていていいね。上手いし品がある。魅力的な落語家だなぁ。
 今夜のラジオ深夜便の担当は須磨佳津江アナウンサー。「演芸特選」では落語は春風亭柳好の「禁酒番屋」を聴いた。
 『ユリイカ』2006年2月号、「特集 マンガは芸術(アート)か?」で椹木野衣伊藤剛の対談を読んだ。椹木野衣が、「そこには、岡本一平岡本太郎タイガー立石赤塚不二夫というラインがあるわけです。」と伊藤剛に語っている。そういえば、その赤塚不二夫についての本、長谷邦夫の『赤塚不二夫天才ニャロメ伝』(マガジンハウス)について後で書いてみよう。
 ラジオ深夜便は、落語の後は「ロマンチックコンサート」でポピュラー名曲アルバム、イタリアのカンツォーネの名曲集の数々を聴きながら眠る。「ヴォラーレ」、「ケ・サラ」。ミルバの「悲恋」。ミーナの「月影のナポリ*1。森山加代子とザ・ピーナッツの「月影のナポリ」を思い出した。
 

*1:森山加代子のデビュー曲。ザ・ピーナッツも歌っていた。