ルイス・キャロルの142857

ハクモクレン

 モクレンの花が川岸の歩道沿いに咲いていた。花は木の高いところにあり、手元でじっくり見れない。その中に、低いところに花が咲いている木があった。手元に寄せて観察する。モクレンの花びらは、大きな湯飲み茶碗くらいのサイズだった。ずいぶん大きいな。
 モクレンを『大辞泉』で調べていたら、なんとモクレンの花の色は、紫色だというのだ。ふうむ。モクレンは白いものとばかり思っていた。今見ているのは、ハクモクレン(白木蓮)と呼ぶらしい。そういえば、紫のモクレンもあったなあ。
 河原淳の本を読んでいたら、ルイス・キャロルをめぐって、ふしぎなマジックナンバー142857の話が面白い。
 142857×2=285714
 142857×3=428571
 142857×4=571428
 142857×5=714285
 142857×6=857142

 どの答えも1から右へたどっていくと、みんな142857となるのにお気づきですか? 142857×7を計算してみましょう。おもしろい答えが出ますよ。クックック・・・・・・。高橋康也『キャロル イン ワンダーランド』(新書館)には、こんな、ふしぎな楽しい遊びや世界がちりばめられています。人生にくたびれたとき、童心に返りたいときに、私はこの本をひらいたり、遊園地に出かけます。 『体験的フリーライター入門』 111頁*1