タンポポの綿毛

タンポポ

 街路樹のナツメの木に花が咲いていた。小さくて花の色が黄緑色なので目立たない。つぼみが三ミリくらいだ。開いた花の直径が六ミリくらいである。
 歩道沿いにクローバーが一面に生えている。クローバーの中にぽつりぽつりとタンポポが見える。近寄って眺めると、タンポポの綿毛がきれいだ。
 先日、「いける本・いけない本」第4号を書店で頂く。発行はムダの会、非売品。初めて見る小冊子だ。アンケートの回答者のひとりが「いける本」に、向井透史の『早稲田古本屋日録』(右文書院)*1を取り上げていた。なるほど、納得する。それと、「この夏から光文社の世界文学全集」が出るという記事が書かれていた。ふーむ。どんな全集になるのだろう。
 松本裕喜氏の〈中高年のための「俳句入門」〉で、俳句初心者向けの「いける本」を紹介している。うーむ。参考になるなぁ。
 そのうちの一冊。小西甚六『俳句の世界』(講談社学術文庫*2。「五十年以上も前の本だが、その語り口の軽妙洒脱なこと! 第一のお勧め本である。」