梅雨の中休み。雨が上がり、午後より晴れ上がった。川でアオサギを見かけた。
雑節のひとつ、半夏生(はんげしょう)が、夏至から十一日目の七月二日にあたる。
「半夏」(はんげ)という言葉は、〈仏語。夏安居(げあんご)の中間にあたる四十五日目の称。〉とある。たしか、坂口安吾の「安吾」は、この夏安居がその由来だったね。うーむ。本当のところは、どうなんだろう。
坂口安吾生誕百年ということで、出口裕弘の『坂口安吾 百歳の異端児』*1が、今月新潮社から刊行されるね。『新潮』5月号に掲載されたものの単行本化。
『文學界』7月号の著者インタビューで、保坂和志の『途方に暮れて、人生論』をめぐって、保坂さんの返答などを読んだ。ふーむ。なるほどね。
奥野良之助の『金沢城のヒキガエル』で言えば、ヒキガエルかカツオか? という問いかけに通ずるところがあるかな。