セルゲイ・パラジャーノフの映画

ザクロの実

 通りにザクロの木があり、立ち止まって見上げた。背丈の高い木で、枝が長く延びている。大きな実が生(な)っていた。ほんのりと色付いてもいる。ひと月余り前に花が咲いていたが、こんなに大きく生っているので、驚いた。

 ザクロ科の落葉高木。葉は長楕円形。六月ごろ、筒形で多肉質の萼(がく)をもつ橙赤色の花をつける。果実は球形で、紫紅色に熟すと裂けて種子が現れる。果実の外種皮を食用に、また樹皮を駆虫薬に用いる。ペルシア地方の原産。  『大辞泉

 ザクロといえば、セルゲイ・パラジャーノフの映画『ざくろの色』をいつも思い出す。先日の映画の洋画ベスト3のアンケート*1で、番外編として挙(あ)げておいた。観ていると眠たくなってしまう。その眠くなってしまう吸い込まれかたが、並みの強さではない。(ただ、疲れていて眠くなったんじゃないの? と言われそうだが・・・。)不思議な映画である。
 ブックオフで、著者名Tの棚で、各105円。田村隆一以外は、ダブりになるなあ。
 田村隆一『ぼくの草競馬』1990年第一刷(集英社文庫
 多田道太郎『遊びと日本人』1980年初版(角川文庫)
 玉村豊男『料理の四面体』1995年第四刷(文春文庫)
 高橋源一郎優雅で感傷的な日本野球』1991年初版(河出文庫
 

*1:ミニコミ誌「のんき新聞」第12号・特集 私の好きな映画ベスト3で、今回は洋画ベスト3、監督ベスト1、俳優ベスト1をアンケート。16名がコメントしている。