風が吹けば・・・ブルーノ・ムナーリのこと

イチョウ

 朝、「ウェークアップ! ぷらす」というテレビ番組で、映画『硫黄島からの手紙』の栗林忠道中将役の渡辺謙さんが出演していた。この映画をめぐっての経緯や思いなどが語られていて、興味深く聴いた。
 書店でもらったリトルマガジン『経Kei』11月号を読んだ。増田俊男の『約束された日本経済』は、眼からウロコが落ちる。風が吹けば桶屋が儲かる、か。うーむ。
 ブルーノ・ムナーリの『きりのなかのサーカス』を開く。ページをめくって、霧の中を進むと、大サーカスの赤や黄色の光に近づけば近づくほど霧はどんどん明るくなっていく。読者はサーカスを見せられる。丸い穴の開いた色紙の向こうに色と形の愉快な絵のサーカスの始まり始まりだ。
 そして、サーカスが終わって、霧の公園を通って家に帰ろう。ふーむ。不思議なイメージの絵本だなあ。