山茶花(さざんか)の花のつぼみが、ほんのり紅色になっている。
《「さんさか」の音変化》ツバキ科の常緑小高木。九州・四国の山地に自生。葉は楕円形で両端がとがる。晩秋のころ白い花をつけ、散るときは花びらがばらばらに落ちる。種子から油をとり、材で器物を作る。園芸・観賞用としても栽培され、赤花・八重咲きなどの品種がある。 『大辞泉』
週刊文春の小林信彦の連載「本音を申せば」を読む。四十年ぶりに武道館へビートルズならぬクリント・イーストウッドを見に出かけた小林さんの話が読み応えがあった。映画『硫黄島からの手紙』を観た感想も、さすがである。映画評にも年季が入っている。三月十日の東京大空襲の直前に硫黄島の戦い。そのころ学童疎開で新潟県埼玉県に居られた小林さん。そんなことを思い浮かべてみた。*1
書店で『本の窓』と『青春と読書』の2006年12月号をもらう。