美の壺、和菓子のこと

虎猫

 昨日イチジク畑のイチジクの樹上にいた虎猫である。吾輩は猫である。まだ、名前はない。イチジクの木に登りながら、こう考えた。知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。とかくこの世は住みにくい。と猫が思ったか知らないが・・・。
 昨夜、NHK教育テレビで「美の壺」という番組を観た。今回のテーマは「和菓子」であった。菓子の名前を「菓銘」(かめい)という。和菓子には風流な名前が付けられている。
 椿餅、光琳梅、光琳菊、秋の空、夕桐餅、立田餅・・・。『男重宝記』という江戸時代の男のたしなみについて書かれた本があり、そこに載っている菓子の名。日本人は、その名前に込められた物語などの世界を楽しんだ。遊び心が、お菓子に込められているのだという。
 頂きながら季節感を和菓子に読み取る楽しみ。和菓子の意匠(デザイン)に四季を感じよ、と。出演は谷 啓さんだった。
 参照:「美の壺http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20061215.html