街路樹にメタセコイアが並んで植えられている。二十五メートルほどの高さかな。茶褐色の葉が落ちて、枝がくっきり眺められる。
冬至の頃より、日没が遅くなっていると実感する。晴れているが、寒い日であった。
夜、NHkスペシャル「日本の縮図 1000人にきく団塊の素顔」を観た。スタジオと全国の1000人の居間とを結んで、団塊世代の本音を語ってもらおうという番組。
出演者に橋爪大三郎、崔 洋一、里中満智子、倉田真由美らが登場。他に、堺屋太一のコメントがあってどれも興味深かった。
その後、教育テレビの「視点・論点」は荒川洋治の「詩と青春」と題した話を聴く。
草野心平の青春をめぐって、いい話を聞いた。中国へ留学していた時代に孫文やタゴールに会った草野心平の出会いに触れて、「他人との幸福な出会いは生涯の幸せになります。」と語られていた。
田村隆一の詩を最後に引用して、草野心平の青春から学べることを、それとなく指し示そうとしているように思えた。