多和田葉子の『アメリカ 非道の大陸』

ヒドリガモ

 川の岸辺に渡り鳥がいた。ヒドリガモの群れ。快晴で日差しも強いので、うずくまって日向ぼっこかな。寒中にしては暖かい日だ。
 水辺にいる仲間の鳥は岩に付いた海苔を食べている。
 昨日郵送されて来た『出版ダイジェスト』No.131から「愛書狂」というコラムを読む。伊藤礼の『こぐこぐ自転車』を読んでいたら、夏目漱石の「自転車日記」が読みたくなった話があった。うーむ。『こぐこぐ自転車』は、こぐこぐ読むといいのかな。
 そうして、朝日新聞の日曜読書欄を見ると、「著者に会いたい」に『自転車依存症』というタイトルの本を書いた白鳥和也さんの記事があった。しかも『こぐこぐ自転車』と同じ平凡社の本だ。

「実は自転車好きの人そのものが面白いんです。『お互いバカだねえ』ということを確認するために書いたようなもので」

 書評では多和田葉子の『アメリカ 非道の大陸』と『海に落とした名前』の二冊を斉藤美奈子が書いている。
 多和田さん「非道の大陸」とは、うーむ、すごいタイトルだなあ。もう一冊が「海に落とした名前」ですからね。これも面白そうである。
 参照:海に落とした名前 - 栗カメの散歩漫歩
自転車依存症こぐこぐ自転車