日の光今朝や鰯のかしらより

アオサギ

 昨夜、節分で豆まきをする。焼きイワシを食べた。恵方巻という海苔巻きも。以前は海苔巻きは食べなかった気がするが、新しい風習なのかな。
 晴れて暖かい。立春である。川に立てられた竹の篊(ひび)に、アオサギが一羽とまっていた。冬鳥の羽の色をしている。
 節分といえば、蕪村のこの句はどうだろうか。明和九年の句に、

日の光今朝(けさ)や鰯のかしらより*1

 夕方、公園へ寄った後ブックオフ安岡章太郎の本を購入。
 『僕の昭和史Ⅲ』1991年第1刷(講談社文庫)
 他に、二冊。三冊とも各105円。
 梅棹忠夫多田道太郎/編『日本文化の構造』1979年第11刷(講談社新書)
 橋本治中野翠『ふたりの平成』1995年第1刷(ちくま文庫

*1:鰯のかしら―節分の夜、門口に挿し、鬼よけの呪とした。尾形 仂・校注。