イタリア映画のこと

クローバー

 午前中は天気が荒れ模様だった。風と雨が吹き荒れる。そして、気温もぐんぐん下がって冬に戻った。にわか雨が何度かあったが、夕方には晴れ上がった。午後七時半ごろに金星が西の空に高く眺められた。
 南西にオリオン座があり、南のシリウスなどと結んでできる大きな六角形が、確認できた。冬のダイヤモンドである。
 この風雨で桜の花が散ってしまわないかと思っていたが、幸いまだ花が残っているようだ。
 花見と並んで、月見と雪見がある。これらは、うつろいやすいもので共通している。
 2001年の「日本におけるイタリア年」で始まった「イタリア映画祭」は、今回は過去の上映作品から珠玉の名作三点を紹介しますと「イタリア映画祭傑作選」というパンフレットが、先週の29日に届いていた。内訳は、次の三作品。上映はゴールデン・ウィーク期間。映像文化ライブラリーにて。
 マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督『ペッピーノの百歩』2000年/110分/カラー。(4月29日)
 ジュゼッペ・ピッチョー二監督『ぼくの瞳の光』2001年/113分/カラー。(4月30日)
 シルヴィオ・ソルディーニ監督『風の痛み』2002年/117分/カラー。(5月3日)
 もう一枚の別のパンフレットは、長編オペラ映画が二本。内訳は、次の二作品。 
 フランコ・ゼッフィレッリ監督『椿姫』1982年/105分/カラー/イタリア語版。(シネ・ツィンにて、4月14日〜20日)
 ジャン・ピェール・ポネル監督『フィガロの結婚』1976年/182分/カラー/イタリア語版。(ゲバントホールにて、4月30日)