『阿呆旅行』

ツツジ

 桜の花見を兼ねた散歩道にツツジがもう咲いていた。車道と車道の境に植えられたツツジがピンクや白の帯になっている。生垣にまだつぼみのままのツツジもあり、近くに寄って眺める。蕪村の句に、

つゝじ咲て片山里の飯白し

 安永五年三月十四日の句である。
 江國滋の『阿呆旅行』を読む。「百鬼園先生町内古地図」は岡山への旅。解説は宮脇俊三である。この解説もいいなあ。『阿呆旅行』出発進行!