サン=テグジュペリのバラの花

ザクロの花

 通りにザクロの木がある。満開で、下にも散ったザクロの花の色で賑やかだ。
 夜のNHKETV特集で「“星の王子さま”と私」と題した番組を観た。サン=テグジュペリの『星の王子さま』をめぐって、内藤濯の訳と池澤夏樹の訳による翻訳文が朗読されて、その違いにフランス語の原文に込められた作者の思いをたどる。
 うーむ。なるほどね。作品のなかのバラはサン=テグジュペリの妻がモデルといわれるんだね。池澤訳は、バラを原文に忠実に彼女と訳しているようだ。
 ブックオフで、橋本治『風雅の虎の巻』1991年(講談社文庫)を買う。解説が多田道太郎で、これはまだ読んでいなかった。