三井寺や日は午にせまる若楓

ナミアゲハ

 昨日のネムノキに舞っていた蝶。アゲハチョウの仲間でキアゲハに似ているが、ナミアゲハのようだ。

①アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開帳八〜一二センチ、黄色に黒色のすじや斑点がある。幼虫はミカン・サンショウなどの葉を食べ、柚子坊(ゆずぼう)とよばれる。なみあげは。②鱗翅(りんし)目アゲハチョウ科のチョウの総称。大形で、多くは後ろ翅に長い突起がある。クロアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハなど。  『大辞泉

 街路樹のトウカエデの葉が茂っている。蕪村の句に、「三井寺や日は午(ご)にせまる若楓(わかかへで)」。
 ブログで公開されている「小栗康平・内山節の往復書簡」を読む。七月五日の書簡にマイケル・オンダーチェの『イギリス人の患者』という本で、インド人工兵のキップという男のことにふれられている。ちょっと読んで見たい箇所だ。
 五月のラジオ深夜便のないとガイド「読書で豊かに」で、青山南さんが紹介していたマイク・モラスキーの『戦後日本のジャズ文化』(青土社)を読んだ。目からウロコの記述あり。
 正津勉『脱力の人』(河出書房新社)と『行き暮れて、山。』(アーツアンドクラフツ)を読み始める。
脱力の人行き暮れて、山。