多田道太郎の『新選俳句歳時記』のこと

ハスの花

 夜が明け、しばらくすると蝉が鳴き始める。猛暑の一日が始まった。
 橋を渡っているとき、竹の篊(ひび)のそばにコサギがいた。
 公園の池に寄り道すると、咲いて散りかけのハスがあり、花托(かたく)が姿を現わしているのだった。まだ小さいけれども・・・。
 池のハスは、今が盛りだ。

 ブックオフで、三冊買う。一〇五円棚から。
 鷲田清一『ことばの顔』(中央公論新社
 安西水丸和田誠『青豆とうふ』(講談社
 H・D ソロー・飯田実訳『森の生活 上』(岩波文庫

 多田道太郎『新選俳句歳時記』を読む。採り上げている俳人で句が一番多いのが、蕪村であった。うーむ。なるほどね。
 二番目に多いのが、人名索引を見ていくと小沢信男であった。十七句であるが、蕪村の句は二十七句を採り上げている。多田さんの好み?
 辻征夫(つじゆきお)が三句。内藤丈草が五句。
 鬼貫と久保田万太郎が八句。清水哲男が七句。こういったところである。巻末に解説「発想の光」を小林恭二が書いている。
 その小林恭二の俳句論が、多田さんの俳句への無頓着さをめぐって面白い展開をしている。