「新・話の泉」を聴く

 NHKラジオの番組「新・話の泉」を途中から聴く。
 今夜の出演は、立川談志山藤章二毒蝮三太夫嵐山光三郎松尾貴史の五名で、司会は渡邊あゆみアナウンサー。
 「カラオケで、困りますのは、断りきれないときの、皆様は、隠し玉は何を出されますか?」と渡邊さんが質問をしているところだった。
 下手だ下手だと言いながら、出演者が、順番にカラオケで歌ってゆく。
 会場の観客からの拍手と笑い声で、盛り上がって面白かった。松尾貴史エディット・ピアフの「愛の賛歌」に拍手喝采。渡邊アナウンサーが涙が出てきましたよ、と言う。
 脱線しながら、番組のトークが進んでゆく。今日は、聴いた人が得をした気になるよ、と毒蝮さん。「世の中審議会」は「カラオケ・ブーム」であった。
 その後、「日曜名作座」のテーマ音楽が流れて来て、読書の秋ということで、各自が持ってきた本のお気に入りの一節を読んで、本のタイトルを答えるという趣向。
 松尾さんがビアスの『悪魔の辞典』、山藤さんが安藤鶴夫の『わが落語鑑賞』から。嵐山さんが『伊豆の踊子』。毒蝮さんが『人間失格』で、読んだ後の、嵐山さんの回答で三島由紀夫太宰治のエピソードが可笑しかった。笑ってしまった。立川談志さんは、司馬遼太郎の『新撰組血風録』。
 最後に、今回(八月)の落語検定の問題は、「目黒のさんま」。
 次回は、「新・話の泉 秋の拡大スペシャル!」と題して、九月二十四日に放送される。