ラジオ深夜便「自然に親しむ」を聴く

クマバチ

 通りの街路樹の生垣に花が咲いている。蜂が花から花へ飛びまわっている。小さな蜂もいるが、ずんぐり大きな蜂がいた。
 二センチを越えるくらいで、背中に黄褐色の毛が生えて胴が黒いクマバチだ。花から花へ渡り歩いている様子。
 ラジオ深夜便で、ないとガイド「自然に親しむ」を聴く。今夜は明石 勇アナウンサーの担当日。
 出演は内山節氏で、群馬県上野村の先日の台風の話から番組は始まった。今年は本当に暑かったですが、村は暑さによる被害はありませんでしたか、と明石アナウンサーが尋ねる。
 内山氏が、「ぼく個人にとりましては、蜂に、七箇所も刺されてしまいましてね。大変な被害です。初日に五箇所、次の日に一箇所、その次に一箇所。」と答える。そして、しばし蜂談議に花が咲いた。
 アシナガバチに六箇所は玄関先で刺されましてね。
 尻尾の長いタイプの蜂は、喧嘩ぱやいですね。尻尾の丸いタイプの蜂やミツバチや日本ミツバチは温厚なんですね。
 二日目は畑で草を刈っていたら、頭のてっぺんを刺されましてね。痛さは手の痛さの百倍くらい痛かったですね。四時間くらいは生きているのが嫌になるほど痛かったですね。
 そのあと、九月になって上野村の茸狩りの都会からの人が、ルールを守らないで山を荒らす問題などが談議される。いったい森は誰のものなのか? 
 森を幼稚園児に開放している林業の人の話もあった。環境教育談議で、アメリカと日本の比較などが面白い。自然観の違いがあるんだね、という話。
 そういえば、八月十六日の 「小栗康平・内山 節の往復書簡」で、今年の夏は蜂の当たり年だったと書かれていたなぁ。