エリザベス・ショーの絵本

 今朝の朝日新聞に、「田村隆一は終わらない」と題した記事があった。「言葉のない世界を言葉に」という岸田衿子さんの文が興味深い。
 その中から、一部引用。
 《人を喜ばすのが好きで、落語を聴いているようでした。若い時、落語家になりたかったのに身長が178センチの大男なのでなれなかったそうです。》《鳥が雪の上から飛び立つ時にできるくしで削ったような羽の跡を教えると、やがて詩になりました。》
 ブックオフの新しい店で、三冊購入。
 エリザベス・ショー作・絵『こひつじクロ』ゆりよう子訳(岩崎書店
 北村蓉子『ジュニア図鑑あやとり』(保育社
 H.D.ソロー『森の生活(下)』飯田実訳(岩波文庫
 
 夜半の虫の鳴き声が、気温が下がって来るにしたがって、弱弱しくなっているようだ。蕪村の句に、「唐きびのおどろき安し秋の風」。
 明和八年七月三日の句である。